ブログを「アイデアの生産工場」にしてみる、というアイデア。→『アイデアのつくり方』


今回紹介する本は「アイデア」をテーマにした本の中でも不朽の名作と言われている古典的作品。

手に取ったことがある人はご存知かと思いますが、この本とにかく「薄い」。ページ数が100ページ程(※)で、文字も大きいため、じっくり読書派の私でも1時間もかからずに読み切ってしまいました。

※著者の文は実質50ページほどです。

しかし、内容は深く濃い。無駄な内容を極力そぎ落とし、シンプルに『アイデアのつくり方』がまとめられており、ネーミングの直球ぶりもさもありなんといった感じ。

アメリカでは「広告マンのバイブル」として知られているそうですが、広告業界に関わらず“アイデア”が有用なあらゆるジャンルの人に役立つ本だと思います。

以下、私の読書メモと活用アイデアです。

アイデア作成の原理

・アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。

・既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存する。

アイデア作成の5段階

第一段階『資料収集(集める)』
・広告のアイデアは「特殊資料(製品情報・顧客情報)」と「一般的情報(あらゆる分野の知識)」の組み合わせによって生まれる
・製品と顧客との間には、アイデアを生むかもしれない「関係の特殊性」が見つかるもの

第二段階『情報の咀嚼(とことん考える)』
・集めた情報を様々な角度から見たり、2つの情報を関連性を探したりする
・思いついたアイデアはメモしておく

第三段階『無意識化での孵化(忘れる)』
・別のこと(想像力や感情を刺激すること)をしたりして気分転換する

第四段階『アイデアの誕生(ひらめく)』
・心の緊張を解いている時にアイデアは生まれる

第五段階『現実に適用させる(具体的展開)』
・現実に合致したものにするために、アイデアを具体化し手を加える

他に気になったところ

・一国の国富というものは、その国の持つ天然資源によりも、国民のエネルギーとアイデアにより多く依存するもの。

・アイデアの作成はフォード車の製造と同じように一定の明確な過程である。

・どんな技術を習得する場合にも、学ぶべきことはまず第一に“原理”であり第二に“方法”である。

・「心ここにあらざれば、見れども見れず、聞けども聞こえず(解説より)」→「発見力」のことですね

まとめ

普段私達が当たり前のように実践していることなのかもしれませんが、これを体系的に明文化してくれたことの意味は大きいかと。

特に、「方法」を明確にすることで効果的な訓練方法を考えることが出来るという点がポイントですね。

アイデア創造というのは才能のある人だけのものではなく、明確な過程(法則)に則って修練を積むことで誰にでも身につけることが出来る。という著者の主張は、私達にとって非常に心強い格言だと思います。

活用アイデア「ブログをアイデアの生産工場に。」

私がこのブログを始めた理由の一つに、この「アイデアのつくり方」を習慣化するという目的があります。

第一段階と第二段階、つまり「情報収集」と「考察」とを習慣的にブログに溜めて(貯めて)いくことで、アイデア発想の素地を作っていこうという意図があるわけです。

また、ひらめいたアイデア(企画)すらもブログで発表していくことで、第五段階の作業をCGM的に行うこともできるんじゃないか?と妄想しています。

余談

この本で私が気に入ったのが、巻末にある「著者略歴」。

ほとんどの本は数行程度しか載せない著者の略歴を、この本では2ページに渡って紹介しています(しかも本文よりも細かな文字でたっぷりと)

「著者との対話」をイメージして読書をする私としては、著者自身の情報が豊富だと、それだけ具体的な想像が出来るというものです。ぜひ他の本でも採用してほしいですね。

 

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