「ポイント」が『ウェブ世界の独自通貨』になる未来(アイデア?)を夢想してみた。


GIGAZINEさんに、こんなエントリーがありました。

ヨドバシカメラのゴールドポイントを実店舗・ネット・モバイルの3つで使えるようにする共通化手続きを行ってみた – GIGAZINE

ネットと実店舗(+モバイル)のポイントが共通利用出来る、というのは便利ですね(実店舗とオンラインショップの両方に力を入れているお店は、遅かれ早かれ皆こうなっていくんでしょうか。)

また、先日開催されたニコニコ動画の「ニコニコ大会議2008冬」では、新サービスや追加機能がいろいろと発表されたようで、独自ポイント「ニコニコポイント」を使える機能(ニコニ広告)なんかも追加されるとのこと。

ニコニコ動画が「ββ」に–ユーザー広告やユーザー生放送機能が追加:ニュース – CNET Japan

立て続けに2つの『ポイント』関連の話題を目にしたこともあり、いろいろと「ポイントシステムの未来」について妄想の翼を広げてみました。


ちょっと前だと、セカンドライフのリンデンドルやMMORPGのRMT問題などでも話題になったウェブ上の「仮想マネー」。MMORPG上の通貨や上記のニコニコポイントなど不可逆的(原則、現金化できない)なものもありますが、多くのポイントが現金(金券・商品券も含む)への交換可能であり、実際ポイントを貯めている人のほとんどは、貯めたポイントをそれら現金相当物に交換しているそうです。

と、いうことは、様々なサービスのポイントを1つの「共通ポイント」に集約させるか、ポイントの相互交換がもっと容易になれば、ポイントだけで買いものをしたりサービスを利用したりすることが出来るようになるんじゃないか?とふと思いました(現在でもアフィリエイターの中には楽天ポイントだけで商品を買ったりする人がいますし。)

そこで考えたのが、ポイントを『ウェブ上の独自通貨』にしてしまい、最も利便性の高いポイントを「基軸通貨」にする、というアイデア。

これがあれば、ネットビジネスの大きな壁であるマイクロペイメント(少額決済)の問題や、ユーザーが感じる支払いの手続きの面倒臭さや心理的抵抗などの問題も、いくらか改善するではないでしょうか?

以下、思いついたことをつらつらと。

ポイント利用履歴が「家計簿」になる

全ての買い物をポイントで行えば、どんなサイトを利用しても購買データが「ポイント利用履歴」として一覧できます。

これは一種の「簡易家計簿」のようなものですし、このデータを利用した家計簿サービスなども生まれるかもしれません(下記のようなASPサービスみたいにマーケティングデータの取得も可能かも?)

ビジコム、家計簿と連動、ASP 型販売促進「JANKEN.JPプロモーション」運用開始、消費者と店舗、メーカー間の「片思いを解消プロジェクト」実施 – ASPヘッドライン

新しい金融市場の誕生?

無理に1つのポイントへ集約させるというのは、現状ではなかなか困難かと思いますので、各サービスごとの独自ポイントを残しつつ、それぞれの相互交換を手軽にするのが確実な手でしょう。

ポイントによって「交換レート」が変動したりしても面白いかもしれません。利便性(人気・流動性)の高いポイントが事実上の「基軸通貨」になり、PeXのような場所(サービス)が通貨取引所として機能するのも面白いですね。

現在でも、各種銀行口座やポイントサイトの情報をまとめて管理出来るサービスがあるみたいですので(下記のGIGAZINEさんの記事を参照)これに相互交換サービスが付加されれば、リアル×ウェブを含めたダイナミックな「資産運用」ができるかもしれませんね。

各種オンラインバンキングとポイントサイトをまとめてしまう無料サービス「MoneyLook for ちょびリッチ。」 – GIGAZINE

はてなポイントや先述のニコニコポイントなど、ウェブ独自のポイントがEdyなどの“現実世界寄りのポイント”と同じ土俵に立ったところを見てみたいところ。

「ウェブ基軸通貨」の最有力候補は?

TSUTAYAの「Tポイント」など順調に加盟店を増やしているサービスもあったりしますが、やはり「基軸通貨(ポイント)」の最有力はEdyやSuicaなどのFelica系サービスではないかと。

既にEdyなどでは、他のポイントをEdyマネーへ交換できるサービスがすすんでいますので、

1.Felica 系カードがポイント制(チャージの際に円→ポイントへ変換)に移行。
2.1と同時に使用時のポイント付加サービスを開始(基軸通貨化したら廃止?)
3.オンラインポイントバンキングサービスを開始。
4.楽天やY!ショッピングなど、各サービスポイントへの相互交換サービスを開始。
5.各実店舗のポイントカードが携帯によってオンラインへ、相互交換可能に。
6.ウェブ(仮想空間)上の独自経済圏誕生。

みたいな流れが頭に浮かびました。

おまけ:ポイントの税金問題

アフィリエイトだけでなく「簡単な(短期の)仕事」にもポイント報酬制が取り入れられるかもしれません。大きな転換期を迎えつつあるといえる人材ビジネス業界に、新しいビジネスモデルが誕生する可能性もあります。

また、そうなってくると当然「ポイントへの課税問題」が発生してくるでしょう。

これは現状でも言われている問題だったりします。楽天アフィリエイトの報酬ポイントなどはグレーゾーンになっている(ほとんどの人が申告していない?)みたいですが、このあたりもいつまでもグレーのままではいられないでしょう。遅かれ早かれなんらかの制度を整える必要がありそうです。

今回の金融危機でドルの持つ基軸通貨の座が危ういと言われ、かといって代替となる基軸通貨もみあたらないという中、IMF主導の世界共通通貨(通貨バスケット?)なんて構想も再浮上していたりするみたいです。

ビジネスを多国籍展開する企業が増えてきている中、こういった流れも含めて、決算方法や課税方式なども徐々に変わっていくのかもしれません。

現実世界よりもボーダレス化が進んでいるウェブの世界で、いち早く【共通通貨】を取り入れる、というのもなかなか面白いアイデアなのではないでしょうか?

※もしウェブ上の独自通貨を新しく作るなら、単位は「ペリカ」「ギル」「ガバス」あたりを希望。

 

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