「業界の常識」に知らず知らずの内にとらわれてしまっていませんか?


日経MJの最新号より。奇抜なデザインの「テーマパークマンション」が人気を集めている、という記事を紹介。

「10人中9人に嫌われる物件こそ大切」。大阪近郊に約400棟・8000戸の賃貸マンションを管理し、入居率9割5分を誇る不動産管理会社がある。中でも目玉の「テーマパークマンション」の家賃は周辺相場より1割以上高く、デザインは奇抜だ。明来(あき、大阪市)社長の藤田精(35)は、独自の価値観で不動産不況に挑む。自転車や家電、旅行のプレゼントなど、さまざまな特典も打ち出し、財布のひもの固い入居者をひき付けている。

実際の「テーマパークマンション」の詳細はこちら。

株式会社 明来-テーマパークマンション-

楳図かずおの「紅白の部屋」や岸部四郎の「夜逃げ部屋」など、一見悪趣味かとも思われるコンセプトの部屋ばかりですが、これが一部のファンの強い支持を集めているとのこと。

決して万人にウケる物件ではありませんが、他のどの事業者もやっていないことだからこそ、ニッチなニーズを独占出来ているのでしょうね。


不動産ビジネスは失敗したときのリスクが大きいため、なるべく多くのニーズに答える万人向けの間取りやデザインになりがちです。故に皆が避けたいところをあえて狙う戦略がヒットしているのではないかと。

その道のプロを自負している人ほど、業界の「常識」にとらわれすぎるあまり消費者のニーズを勝手に決めつけてしまう傾向もあるかと思います。

そういった会社は、違う畑の人を社内に迎えるなどして、いままでの違った意見を取り入れる柔軟な姿勢が大切です。社外取締役にはそういった役割こそ求められているのではないかと。

「奇抜」のみにこだわるのもまた危険ですが、常識外の隠れたニーズの中に、おおきな市場が眠っている可能性もありますからね。

 

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Comments
  1. Jacki |

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